江東菜館ブログ -73ページ目

阿修羅城の瞳

公式サイト

いわずとしれた劇団☆新感線の代表作の映画化。

 

面白いが、多分未見の舞台版の方が勢いで押せる分面白いのではと思わせてしまう。

阿修羅になってからの宮沢りえの顔のアップをみてると昔のドラマ「西遊記」のお釈迦様を連想してしまう。

市川染五郎は、松本幸四郎の「ラマンチャの男」みたいに何度も舞台でやって欲しい。

 

当初出てくる無国籍な江戸の町は、新感線らしい感じがしてよいです。

ちょっとなぁと思ったのは、盗賊闇のつばきが捕り手から逃れるシーンのアクション。G-Rocketsというアクション集団がで演じているのですが、それならそれでもっと生身のアクションを感じさせるようにしてほしかったなというのが正直なところ。

金丸座で撮影した劇中で病葉出門が演じる天竺徳兵衛のシーンは、本職だけあってさすがですが。金丸座を使った中村座のシーンは全体的によかったです。奈落から女形でなく、つばきがせりあがってくるところとかは歌舞伎の舞台ならではのよさ。

 あと、宮沢りえの白い肌に浮かぶ赤い痣は妙にエロチックでございました。宮沢りえはいい女優になったなと改めて思った次第。l

 

 何にせよ、一つのジャンルで完成した物を他のジャンルに置き換えるという作業は難しいものであるなと、いうのが一番の感想。

新宿狂言12

もう、我が家の年中行事の一つとなった野村萬斎の新宿狂言。

 

普通に能楽堂でやるのとは違い、全労済ホールでいろいろと演出を加えてやるというコンセプトの狂言の会です。狂言入門には最適な会です。

 

今回の演目は「清水座頭」「鈍太郎」「鬼の継子」という3本。順番に未婚の女性、妻及び愛人、未亡人という

女性が出てくる狂言を3本集めたのが今回のテーマ。

いつもの狂言にはない花道が客席の真ん中を貫いているのが今回の席の構成。舞台の左右にも橋がかりがあるため人の出入りが3方向になっている。

今回は野村万作師の出演がないのが残念。

 

まずは「清水座頭」

瞽女(盲目の女)と座頭がそれぞれ伴侶を持ちたいと清水寺に参り、それぞれ結婚すべき人が西の門にいるという夢のお告げを受けて、入ってみるがお互い目が見えないため…という話

 

座頭物というと万作師の「川上」を連想しますが、これはまだ若い座頭の話。西門で杖を使って相手を捜し、めぐりあった二人が共に手を携えて家路につくというところで終わり。最後は花道を行くのは歌舞伎の道行きみたいであった。狂言としてはしっとりとした演目。

 

「鈍太郎」

3年ぶりに西国から都に戻ってきた鈍太郎。下京の家に帰ってみると妻が家にいれてくれない。3年も音沙汰なしだったので他の人と結婚したという。仕方が無いので上京にいる妾のところに行ったがこれも同様。

鈍太郎は坊主になると宣言すると、あとで本物の鈍太郎だったと知った女たちが出家するのを止めに来るというお話。

 

今回の演目の中で最も狂言らしい狂言。出家をやめて、妾のところへ月の前半15日、本妻のところへ月の後半15日(昔は大の月が30日、小の月が29日のため愛人の方が多い)いるというところがご愛敬。

 

「鬼の継子」

未亡人となった女が山道で鬼と出会う。地獄におちた夫を極楽に行かせたければ女に自分の妻になれと言う鬼に対し、女は子供を実の子供として受け入れるように求める。鬼は子供をおっかなびっくりあやしていき情が移っていくものの結局は食べようとしてしまうという話。

 

 鬼のとまどいが面白い狂言。最初は子供を食べようし、あやしていくうちに情が移っていくものの結局は食べようとしてしまう。その鬼の気持ちの動きを面をかぶりながら演じるところが役者の工夫のしどころか。

終わり方は食べようとする鬼から子供を奪い取って逃げる妻というところで終わるので、なにか唐突な物を感じてしまう。鬼は所詮鬼だとでもいうのであろうか。

 

 今回の新宿狂言はちょっと見慣れた人向けのような気もした。一番残念なのは最初にいつもある萬斎の前説がなかったことでしょうか。

行きたい

奥田民生さんとカープのコラボレーション観戦セット

「民生坊や」は置き場に困るが、また「民生弁当」は食べたい。

宴の後

MYSCON6の帰り道。

「エマ」の5巻と「涼宮ハルヒの動揺」を買おうと秋葉原で下車。

 

ゲーマーズで購入後、体が疲れていたのでリフレクソロジーの店に行ってみる。

 

メイフットというそのお店はメイドさんがリフレクソロジーをしてくれるという、いかにも秋葉らしいお店。そこでリフレを30分。リフレの最中に眠くなって沈没。

その後で酸素バーとハンドマッサージを10分してもらう。

施術中に聞いた話によると、普通のリフレクソロジーとの違いは、お客さんが連れ立って来るところらしい。

4,5人くらいしか同時に施術できないところに2,3人組くらいでやってきて同時に施術してもらおうとする客がよくいるらしい。すごいのは10人くらいで来た人たちもいたそうだ。断るしかなかったとのこと。

 

 あとはお昼をすませて帰宅して、寝ました。

MYSCON6 (3)

(承前)

・全体企画

  我が9班は、思わず旅行に行きたくなるミステリ。

  頼みの綱である日下さんが来ない。

  しょうがないので7位を日下さん枠にする。

 

  進井くんたちワープロ世代は漢字が書けないことが判明

  二階堂黎人は書けないのは分かるけど、有栖川は書こうよ。

 

・螢読書会

 個別企画の読書会。これで一応毎年読書会参加しています。が、今回は一読したっきりでもやもやした物を抱えながらの参加。滅・こぉるさんと喜多さんの話ですっきりしました。

 

・ミステリソムリエ

 今回一番楽しみにしていた企画。

 室長飛鳥さんとかすりさんがばっちりソムリエスタイルで決めてきた。

 要はシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング、ミュスカデの4種類を飲み分けるというものであるが、これがなかなか難しい。一番個性の弱いミュスカデとリースリングは当てることが出来たもののあとの二つをあてることが出来ませんでした。

 匂いがもう少し分かればもっと楽しめたでしょうが、鼻の調子の悪い今は味のみで判断する形になり、苦みの判断を間違えました。後でシャルドネと分かってから呑んでみると、酸味、甘み、苦みのバランスという言葉が首肯できました。

 

大広間にて

 抹茶を点てて一服。

 その後太田忠司さんを囲んでのお話。子供が最初に読んで記憶に残る作家になりたい、という趣旨の言葉が印象的です。

 

MYSCON大喜利

 平成教育委員会をMYSCON風に。国内ミステリの英語のタイトルとか海外ミステリの邦題を当てるクイズ。クイーンの国名ミステリの発表順を当てるとか。面白い問題が多い。ジェスチャーは凄かった。「ドグラ・マグラ」とか「すべてがFになる」とかをジェスチャーで表現するというのは正直凄い。

 国語はミステリのタイトルを書いてみるとか、そういう問題でした。ここでも進井くんのあやしい漢字にわらってしまった。

 

大広間にて

 朝までだらだらと。室長飛鳥さんと海外古典の翻訳の悪い物は読みづらいのがとっつきにくさの原因ではないかというお話。ここで、甲州種のワインをいただくこれは呑んだ後に苦みが残る味でした。

 

 MYSCONが終わってからがMYSCONです。

 政宗さん、葉山さん、滅こぉるさんたちといつものモスへ。まぁ、書けない話ばかりです。

 10時半くらいになって皆様と別れ、家路へ。

MYSCON6 (2)

インタビュー終了後。

浅暮さんと蕎麦屋へ行くグループに混ぜてもらう。

萬盛そばというメニューについて店主にきいたら「素敵な蕎麦です。」というすばらしい回答。

12人という大人数のため、お店がパニックに。全体企画が始まる時間に間に合いそうにないため、食べ終わった人から帰るということに。

政宗さんも触れておられるが、広島ではお好み焼きにうどんが入るのは基本です。

東京で広島風お好み焼きを食べるとしたら飯田橋のれもん屋か神田のカープがお勧めです。

http://www.asahi-net.or.jp/~yi4e-yni/ochiyoda.htm

MYSCON6

今年も参加してきました。

・会場まで。

 歯医者いったりして、新宿高島屋で買い物をしていたら時間がなくなり、あわてて東大前へ。駅到着は17時25分。遅れ気味で会場入り。部屋に荷物を置いて大広間へ向かうとちょうど始まるところ。

・太田忠司さんインタビュー(聞き手:杉江松恋さん)

 影響を受けた読書体験が、小林信彦さんの「大統領の密使」というのが印象的でした。自分も中学高校は小林信彦の作品を読みあさっていたもので。

 昔のいじめっ子を小説内で何回も殺している話、狩野俊介シリーズで初めて漫画的イラストが表紙を飾ったという話、作品の映画化についての話とか。いろいろと興味深く拝聴しました。録音すれば良かったと後悔しきり。

中華っぽいスキンにしたくて

カンフーハッスルしかなかった
もう少しあればいいのに。

監督不行届




著者: 安野 モヨコ
タイトル: 監督不行届

日本のオタク四天王の一人(残りは岡田さん以外は誰?)庵野秀明監督を妻から描いた作品。
庵野さんが濃すぎます。
どんなのか知りたい人はこちらで試し読み出来ます。
http://www.shodensha.co.jp/fc/free/fc_free_kantoku/fc_free_kantoku-00.html#

これを読んでいて思ったのですが安野さんレベルでも世間はオタクとして認識してしまいそうな気がするのですが(マンガ限定)
http://www.shodensha.co.jp/fc/special/fc_Interview_04otayome.html
こちらでは安野さんと同じようにオタクな夫をもつ方々の座談会です。

オタクというものも突き詰めるとこの域にに達する物なんですね。まだまだ精進が足りませぬ。

護国寺にて

20日はお茶会。

といっても私は来たお客様の荷物を預かり、茶室の前の寄り付きというまあ、待合所に誘導する係。そして外部の下足担当者と水屋との調整も兼ねる役。

あまり動きがない分楽そうなのではあるが、板張りの部屋に着物で正座しているので結構つらい。寒い中いらっしゃるお客さんは待たされていらいらされているので、余計に神経を使う。

終了後、ちょっと飲んだら疲れました。

4月、5月もお茶会があってそちらは点前をする可能性もあるので、もっと
体調を整えなければ。